【新書】野口健「世界遺産にされて富士山は泣いている」
Tumblerからこのエントリが流れて来て、
確かになぁ〜と思っていた。
こう狙いにいくタイトルってなかなか多いから。
そんな中、頑なに書籍名や曲名で勝負してる点は
多少評価されてもいい気がしている。
(と言っても、ちょっと怪しいものもあるのだけど。)
そんなことを考えていて、この本の名前を見てみると
結構うまいタイトルをつけたなぁと感心してしまう。
出版されたタイミングがちょうど
世界「文化」遺産に富士山が選ばれ
世間が賑わっていた頃でした。
タイトルに目を引かれたのと、
意外性から手にとって立ち読みしたら
面白かったんで買いました。
本を読む前は、「へえ〜、認定されて良かったんじゃん?」
くらいの認識でしかなかったんですけど、
本を読み進める中で、日本人ってクソだな〜って
思い始めちゃう感じでした。
野口さんに言わせれば、
富士山の周辺には日本の縮図が詰まってるっていうことらしく。
今年も富士山が山開きをして
フェイスブックなどには登頂した記念写真が
ちらほら見受けられますよね。
まだ登ったことないので、
いつか登って見たいなあと思います。
とその一方で、こうした心無いイタズラも
未だに相次いでいるようで。
こうした報道を見るたびに、
野口さんのこの本を思い出して、
少し複雑な気持ちにさせられます。