【ブラックミュージック】あの曲のサンプリングの元ネタを調べる方法
ここ最近、空前のフリースタイルラップブームに
あやかったヒップホップの再燃や
ソウルやアシッドジャズなどの音楽が流行ったりしています。
いわゆる、アメリカの黒人発祥の音楽である
「ブラックミュージック」がミックスされた
ものが流行っていると思います。
中でもここ最近の邦楽のトレンドでは
「サンプリング」という手法が改めて
前面に押し出されている気がします。
例えば、以前にも紹介した
KICK THE CAN CREWの「千%」
イントロから女性のコーラスが入っている部分があると思います。
これは、元々別のコーラスが入っている音源があり、
それにエフェクトをかけたりして、ループさせています。
ざっくりとですが、この手法が
いわゆる「サンプリング」ってやつですね。
ヒップホップなどでよく使われる手法なんですが
このサンプリングは、過去にリリースされている
他のアーティストの音源なんかを用いたりするので
リスナーとしては、
「この曲のこの部分、なんて曲のどの部分を
サンプリングしているんだろう」と考えて
楽しむことができます。というかそれが醍醐味になったりします。
今回は、そんな醍醐味とも言えるサンプリングの
元ネタを調べる方法を書いていきたいと思います。
まずは、このライフハッカーでも紹介されている
「Whosampled」
Whosampledのページトップ
検索窓から好きなアーティスト名などを
入力して検索します。
日本のアーティストだと、KREVAやRHYMESTERなどの
登録があり、彼らの楽曲のサンプリングの元ネタを
知ることができます。
また自分のアカウントを作成して、
自身が知っているサンプリング曲を投稿することができます。
実際に投稿したネタ。(Suchmos「Miree THE BAY ver.」)
左がサンプリングした側の楽曲。右側がサンプリングされた側の楽曲。
ただ、このサイトは海外のものなので
やはり邦楽はあまり登録がありません。
ただビルボードチャートに名を連ねるような
アーティストのサンプリングやリミックスが
たくさん掲載されているので、見ていて楽しいです。
また他にも、サンプリングの元ネタを調べる方法としては
「Sampling-Love」
があります。
このサイトは、元々同名のヒップホップにおける
サンプリングの元ネタを多数収録した書籍でした。
現在その書籍は、入手するのが困難となっているようで
そのSampling-LoveがWeb版として復活しています。
現在ネット上では中々手に入れることはできない「Sampling-Love」。
元ネタを調べたり、知るのは
アハ!体験のようで楽しいものがありますが
楽曲を作る側のアーティストも半ば意地で(?)
誰も知らないような音源をカッコよく使ってやる
という気概があると思います。
なので中々、元ネタを発見することは難しいですが
そういったカルチャーがあるということを知って、
自分であれこれ音源を掘ってみるのは、
またひとつの音楽の楽しみ方だと思います。